人生100年時代。

悔しさに打ちひしがれその歩みを踏み進めることができない時もある。

ときには大きな壁に行く手を阻まれ立ちすくむ時もある。

居場所もなく貧しさと寒さにこごえ涙するときもある。

年輪を重ね少し動きがゆるやかになっても、たとえ障碍を共にしても、ゆるりと認知症になったとしても、皆が支え合い共に生きることができる共生社会を実現したい。

そんな想いをむねにたちあがり、小さな草の根運動を地道に展開しようとする名もなき力なもなきわたしたち。

隣にいてくれるかけがえのない人を想うことが、わたしたちの未来を創造することに他ならない。

それはわたし自身の未来を創ることでもある。


何があなたを突き動かしますか?

あたたかく見守ってくれた祖父のやさしいまなざし。

あたたかく抱きしめてくれた祖母のぬくもり。

懸命に私たちを育ててくれた父と母。

あたたかく寛容で包摂的な未来にたくしたい私たちのこどもたち。

あなたが味わってきた悔しさやもどかしさ。

それぞれのかけがえのない人生はそれぞれの彩で満ち溢れこれからも続いていきます。

その足跡の先に続く未来を、あなたはどのように描きますか?

わたしたちの未来はもはや過去の延長線上にはありません。


世の中には、多くの考え方があります。

わたしたちの考えが、思い上がった独善的なものであれば活動を続けることはできません。

わたしたちの考えに、一定の社会的な同意を与えてくれ、帰納的に援護してくれた言葉や内容を明示します。

「出所」とともに「参照箇所一覧」に整理いたしました。


わたしたちの思い (Credo)

わたしたちSOCIAL BENEFIT LABの仲間はみな、人知れず苦しいつまずきの体験を心の下敷きに深く刻んでいます。

わからなかったこと。

上手くできなかったこと。

不安だったこと。

孤独だったこと。

悔しかったこと。

涙したこと。

足がすくみその一歩が踏み出せなかったこと。

だからこそ、強い共感と当事者意識をもって、共生社会の実現に向けた、地道な草の根活動に向き合うことができるのだと思います。

そして今も、少しずつ前に進もうとしています。

わたしたちの目的

わたしたちの活動の目的は、「共生社会」の実現に向けた「社会参画」の場を創造していくことにあります。

わたしたちにできる小さな草の根運動を通じて、一人でも多くの人々が社会とのつながりを持ち続け、意義ある生活を送ることができる社会創りに尽力します。

わたしたちは、活動の質を高められるよう、常に「穏和勤勉」「寛容包摂」「互助互恵」「簡素清貧」の価値観に基づき、「社会的価値」と「経済的価値」を創出する努力をしなければなりません。

わたしたちは、一部の人々の社会経済的な犠牲のもとで別の人々を豊かにするような活動をしてはなりません。

わたしたちは、わたしたちの活動の目的の追求を第一義とし、政治活動、宗教活動の場としてはなりません。

わたしたちは、わたしたちだけで全てを解決することはできません。

わたしたちは、志を同じくする人々と緊密に連携し、社会的安全網の構築に努めます。

わたしたちの仲間

わたしたちの仲間は、一人ひとりが異なり、その言動の「前提」となる「言葉で表現しきれない感情」や「無意識の常識」について十分に話し合い理解し合い、一人ひとりのかけがえのない尊厳と価値が認められなければなりません。

わたしたちの仲間は、善良で思いやりをもって能動的に活動に参加しており、わたしたちの仲間の家族に対する責任を十分に果たせるよう配慮しなければなりません。

わたしたちの仲間は、お互いに「目配り」「気配り」「心配り」に努め、心理的安全性の確保された活動環境を、維持発展させていかなければなりません。

わたしたちの仲間は、一人ひとりに潜在する無限の可能性を活かせるよう、わたしたちの活動について十分な学習の機会が設けられなければなりません。共に学び合い、共に成長する共創環境を創出する意識を持たなければなりません。

わたしたちの仲間は、それぞれが持つユニークな才能の発揮に全力を傾け、「誇り」「喜び」「自律性」を育み、そこから得られた価値は、社会的価値を創出するために再投資され、残余は全構成員に公平に分配されなければなりません。

わたしたちの支援者

現在支援は受け入れておりません。

わたしたちの外部環境認識

メガトレンドをPEST分析

メガトレンド(PEST):ステークホルダー資本主義への大転換

世界の潮流をPESTの視点で整理

CSV「社会的価値」と「経済的価値」の両立

共通価値(CSV):「社会的価値」と「経済的価値」の両立

「社会的価値」と「経済的価値」を両立するための課題を整理

PEST分析に参照した主要参考文献一覧

主要参考図書 一覧

根拠となる参考文献の一覧


参照箇所一覧は、お時間のあるときにご参照ください。

参照箇所 一覧

「ハーバードのケースで学ぶ企業倫理」 リン・シャープ・ペイン ハーバードビジネススクール教授

■参照した主な内容
・企業は、社会の「資源」の管理者である
・企業は、「道徳的」な視点と「目的意識」が重要
・「道徳的」な視点と「目的意識」によって、社会から「資源」の管理を許される
・社会から許された「資源」の管理によって、業績を導くことができる
参照 : 「ハーバードのケースで学ぶ企業倫理」 リン・シャープ・ペイン ハーバードビジネススクール教授

「グレート・リセット」 クラウス・シュワブ 世界経済フォーラム創設者

■参照した主な内容
・「新自由主義」は、「競争」による「経済成長」を追い求めた
・「経済成長」のために、環境が「破壊」され、「社会福祉」が軽んじられた
・「社会的弱者」の精神的苦痛が増すリスクがある
・「政府」は、「市場の失敗」を正す必要がある
参照 : 「グレート・リセット」 クラウス・シュワブ 世界経済フォーラム創設者 

「実力も運のうち 能力主義は正義か?」 マイケル・サンデル ハーバード大学教授

■参照した主な内容
・能力主義的なおごりを持つ者が、労働者を見下し、労働の尊厳を蝕み、屈辱の感情を抱かせ、絶望死が増加した
・学歴偏重主義者は、大学を出ていない人に対する陰湿な偏見を持ち、一般の人々を見下し、社会的な軋轢を招いてきた
・屈辱的な扱いを受けてきた労働者の怒りが、能力主義的なおごりを持つ一部のエリートや政党への反乱として表面化した
・学歴偏重主義は、人種差別、性差別に続き、容認されている最後の偏見である
・能力は、富貧などの環境に依存し、たまたまその能力を評価する社会に生まれただけで、本人の手柄ではなく、運の問題である
・学歴評価のヒエラルキーを解体し、所得と富の公平な分配を目指す方向性もある
・労働活動は、共通善への貢献であることがわかるような社会をつくる
・労働者が、家族とコミュニティーを支えるために安定した十分な給与を得られる政策を実現する
・現代で重要 イノベーション、柔軟性、起業家精神、新たなスキルを身に着けようとする不断の意思
参照 : 「実力も運のうち 能力主義は正義か?」 マイケル・サンデル ハーバード大学教授 

「これからのマネージャーが大切にすべきこと」 ヘンリー・ミンツバーグ マギル大学経営大学院教授

■参照した主な内容
・「過剰な生産と消費」は、「々の社会」「環境」を「破壊」する
・もっとましな行動があるはず
参照 : 「これからのマネージャーが大切にすべきこと」 ヘンリー・ミンツバーグ マギル大学経営大学院教授 

「学習する組織」 ピーター・M・センゲ MIT経営大学院講師

■参照した主な内容
・「底辺への競争」は、「自由貿易」「グローバリズム」の弊害
・「労働環境」「社会福祉」「自然環境」が最低水準に向かう
・「意思決定者」の「現実のとらえ方」次第
参照 : 「学習する組織」 ピーター・M・センゲ MIT経営大学院上級講師 

「ティール組織」 フレデリック・ラルー

■参照した主な内容
・アインシュタインの言葉を引用している
・「どんな問題も、それをつくり出したときの意識レベルのままでは解決できない」
・現代の「危機的状況」を作り出した、現代の「思考様式」の組織、には解決できない
・組織の発達段階は、リーダーの発達段階と比例する
参照 : 「ティール組織」 フレデリック・ラルー 

「ソーシャル・ビジネス革命」 ムハマド・ユヌス 経済学博士 ノーベル平和賞受賞

■参照した主な内容
・「貧困」は、人が築いてきた「制度」が生み出すもの
・「貧困」は、人災である
・「貧困」の最大の問題は、社会的な打撃から守られていないこと
参照 : 「ソーシャル・ビジネス革命」 ムハマド・ユヌス 経済学博士 ノーベル平和賞受賞 

「貧困の終焉」 ジェフリー・サックス 米経済学者

■参照した主な内容
・「金が金を生む」循環サイクル
・「貧困層」は、この循環から「排除」されてきた
参照 : 「貧困の終焉」 ジェフリー・サックス 米経済学者 

「弱者の居場所がない社会」  阿部彩 首都大学東京教授

■参照した主な内容
・生活の困窮は、人為的に作られた社会の仕組みにより生じている
・「労働規制」「社会保障制度」「教育制度」などの必然的な結果
参照 : 「弱者の居場所がない社会」  阿部彩 首都大学東京教授 

「子どもと貧困」 朝日新聞取材班

■参照した主な内容
・「子どもの貧困率」 13.9% 7人に1人 2015年
参照 : 「子どもと貧困」 朝日新聞取材班 

「ミッシングワーカーの衝撃」 NHKスペシャル取材班

■参照した主な内容
・「社会」から「排除」された、40代、50代
・「ミッシングワーカー」 103万人
参照 : 「ミッシングワーカーの衝撃」 NHKスペシャル取材班 

「ロストジェネレーション」 朝日新聞社

■参照した主な内容
・派遣や請負労働の問題点
・「長時間労働」「低賃金」「人間性の無視」「自殺
参照 : 「ロストジェネレーション」 朝日新聞社 

「過労死ゼロの社会を」  高橋 幸美/川人 博

■参照した主な内容
・わずか24年の生涯
・高橋まつりさんはなぜくなったのか
参照 : 「過労死ゼロの社会を」  高橋 幸美/川人 博 

「年輪経営」 塚越寛 伊那食品工業株式会社会長

■参照した主な内容
・人の「犠牲」による「利益」は、「利益」ではない
・「法律」「条令」「規則」は、人々が幸せになるためにある
参照 : 「年輪経営」 塚越寛 伊那食品工業株式会社会長

「認知症鉄道事故裁判」  高井隆一

■参照した主な内容
認知症高齢者の鉄道事故裁判 8年間
・JR東海の、認知症高齢者の家族に対する高圧的かつ執拗な賠償請求 
参照 : 「認知症鉄道事故裁判」  高井隆一 

「恐れのない組織『心理的安全性』が学習・イノベーション・成長をもたらす」 エイミー・C・エドモンドソン ハーバードビジネススクール教授

■参照した主な内容
・管理テクニック 「不安と脅し」 時代遅れ
VUCA世界では、全く役に立たない
リーダーの役割は、「学習」「イノベーション」「成長」できる環境を創ること
参照 : 「恐れのない組織『心理的安全性』が学習・イノベーション・成長をもたらす」 エイミー・C・エドモンドソン ハーバードビジネススクール教授 

「デザイン思考が世界を変える」 ティム・ブラウン IDEO CEO

■参照した主な内容
・「大量生産」「大量消費」では、「持続不可能
・無分別な消費
参照 : 「デザイン思考が世界を変える」 ティム・ブラウン IDEO CEO 

「多様性の科学」 マシュー・サイド

■参照した主な内容
・人はそれぞれ、自分なりの論理がある
・自分とは異なる論理が、自分の見識を深めてくれる
・そのことに気が付いていない人は危うい
・多様な考えを持つ集団は、人間深く理解する能力に長けている
参照 : 「多様性の科学」 マシュー・サイド 

「両利きの経営」 チャールズ・A・オライリー/マイケル・L・タッシュマン ハーバードビジネススクール教授

■参照した主な内容
・「探索」していない企業は、「変化」に対応できず「停滞」する
・「組織能力」は、リーダーによって推進される
参照 : 「両利きの経営」 チャールズ・A・オライリー/マイケル・L・タッシュマン ハーバードビジネススクール教授 

「世界標準の経営理論」 入山章栄 早稲田大学大学院ビジネススクール教授

■参照した主な内容
・イノベーションは、はじめて見るものである
・はじめてみるものは、過去の実績で評価できるはずがない
・これからの戦略に必要な要素は、「期待感」の高い「未来を描く」ことであるが
・「競争」自体が、「自己目的化」してしまう
参照 : 「世界標準の経営理論」 入山章栄 早稲田大学大学院ビジネススクール教授 

「LIFE SHIFT 100年時代の人生戦略」 リンダ・グラットン/アンドリュー・スコット

■参照した主な内容
人生100年時代 
・「未来が過去の延長線上にない
・「労働市場」の急速な変化で、「学び直し」「スキル再習得」が必須
・企業の人事部門は、制度の「大改革」が必要
・政府は、法制度の「再設計」が必要
参照 : 「LIFE SHIFT 100年時代の人生戦略」 リンダ・グラットン/アンドリュー・スコット 

「イノベーション・オブ・ライフ」 クレイトン・M・クリステンセン ハーバードビジネススクール教授

■参照した主な内容
・「未来」は、「過去」のデーターでは予測できない
・車の「バックミラー」を見ながら運転するようなもの
・既存企業は、「限界費用」の理論に固執すべきではない
・新規参入企業は「総費用」で参入してくる
・既存企業は、やがて「競争力」を失う羽目に陥る
参照 : 「イノベーション・オブ・ライフ」 クレイトン・M・クリステンセン ハーバードビジネススクール教授 

「共感経営」 共感経営 野中郁次郎/勝見明 カリフォルニア大学バークレー校名誉教授

■参照した主な内容
・日本企業の「三大疾病
・「分析過剰」「計画過剰」「法令順守過剰」
・「分析的戦略」は、市場を「静態的」「固定的」に捉えている
・「VUCA」時代には、限界がある
参照 : 共感経営 野中郁次郎/勝見明 カリフォルニア大学バークレー校名誉教授 

「これからの人事」 ハーバードビジネスレビュー

■参照した主な内容
・「失われた30年」の原因は、「メンバーシップ型雇用」にある
・日本企業は、「組織体制」「人事制度」の「変革」に踏み出せていない
・「株主資本主義」は、若い世代に大きなツケを残した
参照 : 「これからの人事」 ハーバードビジネスレビュー 

「経営者の教科書」 ハーバードビジネスレビュー

■参照した主な内容
・「外部環境」は、「戦略」の「前提」である
・「外部環境」の「変化」に応じて、「戦略」を見直し「適合」させる
・生え抜きの人材が、執行役員になる
・既存の組織に熟達した人材では、「新しい戦略課題」への対応に時間がかかる
・他社の人材を引き抜いても、40%程度は1年半で辞める
参照 : 「経営者の教科書」 ハーバードビジネスレビュー 

「MBA 基本ビジネス思考45」 グロービス

■参照した主な内容
ヒエラルキー型の組織の弱点
・「指示待ち」「視野狭窄」
・「チーム」が、比較的効果を高めやすい
参照 : 「MBA 基本ビジネス思考45」 グロービス 

「世界を変える偉大なNPOの条件」 レスリー・R・クラッチフィールド/ヘザー・マクラウド・グラント

■参照した主な内容
・これまでの「経営手法」は、「漸進的」なステップ
・「変革」ではない
参照 : 「世界を変える偉大なNPOの条件」 レスリー・R・クラッチフィールド/ヘザー・マクラウド・グラント 

「企業変革ノート」 ジョン・P・コッター/ダン・S・コーエン ハーバードビジネススクール教授

■参照した主な内容
・「変革」を妨げる4つの行動様式
・「根拠のないプライドや傲慢さからくる現状満足
・「恐れ、保身、逃避」「反発」「悲観
参照 : 「企業変革ノート」 ジョン・P・コッター/ダン・S・コーエン ハーバードビジネススクール教授 

「NVC 人と人との関係にいのちを吹き込む法」 マーシャル・B・ローゼンバーグ 米心理学者

■参照した主な内容
・生きるうえで大事なのは「思いやり」と「共感」である
・「共感」は、「先入観」や「決めつけ」を排除してはじめて生まれる
参照 : 「NVC 人と人との関係にいのちを吹き込む法」 マーシャル・B・ローゼンバーグ 米心理学者 

「エクセレント・カンパニー」 トム・ピーターズ/ロバート・ウォーターマン

■参照した主な内容
・「普通の人」が、成果をあげたときに評価をすることが重要
・「成功の鍵」は、「真ん中の60%」の人にある
・いかに次の階段を目指せるように処遇するかである
参照 : 「エクセレント・カンパニー」 トム・ピーターズ/ロバート・ウォーターマン 

「人を活かすマネジメント」 ハーバードビジネスレビュー

■参照した主な内容
・世界中で、従業員を「官僚的」な管理から解き放つ企業が増加している
・その業績は、同業他社をはるかに上回る
・従業員に、「学習」「成長」「貢献」の機会を与える
・「平凡な」従業員でも、並外れた成果を上げる
参照 : 「人を活かすマネジメント」 ハーバードビジネスレビュー 

「奇跡の職場」 矢部輝夫 ㈱JR東日本テクノハートTESSEI取締役

■参照した主な内容
・職業に貴賤はない
・テッセイは、「奇跡の職場」と呼ばれている
・それは、すべて「現場」のスタッフの力である
参照 : 「奇跡の職場」 矢部輝夫 ㈱JR東日本テクノハートTESSEI取締役 

「人間の尊厳と自立」 黒澤貞夫 日本生活支援学会会長

■参照した主な内容
・「人間の尊厳」は、その存在自体に至高の「価値」がある
・「経済力」「社会的地位」は全く関係ない
・「社会の仕組み」の「前提」に、「人間の尊厳」の思想が刻まれる必要がある
・ノーマライゼーションのように「共に助け合い生きていく」ことが普通の社会
参照 : 「人間の尊厳と自立」 黒澤貞夫 日本生活支援学会会長 

世界人権宣言」 国際連合

■参照した主な内容
・「人権軽視」「野蛮行為」「専制圧迫
・「恐怖」と「欠乏」のない世界を「願望
参照 : 「世界人権宣言」 国際連合