【5分で読める】人的資本 の4つの視点 第7回 Society5.0
【5分で読める】人的資本の4つの視点は、全9回で構成されています。
人的資本を重視した考え方は、多様な分野で見ることができます。
ここでは、人的資本の4つの視点「国際的『共通善』の視点」「国際標準の視点」「経営戦略の視点」「介護福祉の視点」を取り上げます。
人的資本を多面的に捉えることによって、多くの分野で中心的価値観になりつつあることを確認できます。
社内研修やOJT等で、十分な学習機会を得ることができなかった境遇にある場合には、是非お役立てください。
●「5分で読める」ような工夫に努めております
●「図表」を使い、わかりやすい説明をこころがけています
●文献や論文の「参照箇所」を明示し、品質の担保に努めています
●お時間のあるときに、「参照箇所」を読んで理解を深めることができます
●第1部 国際的「共通善」の視点
●第2部 国際標準の視点
●第3部 経営戦略の視点
第7回 Society5.0 ✅今回
●第4部 介護福祉の視点
第8回 パーソンセンタードケア
●第5部 人的資本の重要性
第9回 まとめ 人的資本を活かすには
世の中には多くの考え方があります。
わたしたちの考えが、独善的な思い上がりに陥らないよう、一定の社会的な同意を与えてくれ、帰納的に援護してくれた言葉や内容を明示します。
「出所」とともに「参照箇所一覧」に整理いたしました。
Society5.0
第7回は、「Society5.0」です。
最初に、「現在地:全体と部分」を、図表でわかりやすくご案内します。
下の図をご覧ください。
今回は、Society5.0についてご案内します。
↓クリックして拡大
それでは、「Society5.0」の本題にはいります。
結論は、以下のように示すことができます。
●Society5.0は、2016年に政府の「第5次科学技術基本計画」で提唱された「人間中心」の社会の考え方のことです
●Society5.0は、現在の「第4次産業革命」の先にある「新しい社会」の姿のことです
●Society5.0は、経済界「経団連」にも浸透しています
●「新しい社会」を実現するためには、「過去の意識」をリフレーミングする必要があります
上記の「Society5.0」の定義について、「参照」した箇所は、以下の参照箇所一覧をご覧ください。
「Society5.0」は、2016年に、政府の「第5次科学技術基本計画」によって提唱されました。
提唱された「Society5.0」は、「人間中心」の社会像を志向しています。
現在の「第4次産業革命」の先にある「人間中心」の社会の姿を、「Society5.0」として描いています。
民間の経営組織を統括する「経団連」は、「Society5.0」を実現するためには、「人が変わり」「企業が変わり」「行政が変わる」必要性を強調しています。
今回は、これで終わりになります。
お読みくださりありがとうございました。
次回は、「第8回 パーソンセンタードケア」になります。
参照箇所一覧は、お時間のあるときにご参照ください。
●外部環境の大きな変化を整理したPEST分析は、ここから確認できます
●変わりゆく社会の価値観は、ここから確認できます
●ステークホルダー資本主義への転換に向けた「人・社会・経済の良循環モデル」は、ここから確認できます
●主要参考文献は、ここから確認できます
●わたしたちの活動の全体像は、ここから確認できます
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参照箇所 一覧
「Society5.0」 内閣府 第5期科学技術基本計画
■参照した主な内容
・Society5.0とは、経済発展と社会的課題解決を両立する、人間中心の社会
・社会の発展 「狩猟:1.0」「農耕:2.0」「工業:3.0」「情報:4.0」「新たな社会:5.0」
参照 : 「Society5.0」 内閣府 第5期科学技術基本計画
「グレート・リセット」 クラウス・シュワブ 世界経済フォーラム創設者
■参照した主な内容
・「第四次産業革命」への適応
・「新自由主義」は、「競争」による「経済成長」を追い求めた
・「経済成長」のために、環境が「破壊」され、「社会福祉」が軽んじられた
・「社会的弱者」の精神的苦痛が増すリスクがある
・「政府」は、「市場の失敗」を正す必要がある
・「持続可能で包摂的な成長」を果たせる市場を積極的に形成すべき
・「少ないモノ」で「より豊かに」暮らせる未来
・「格差による分断」「不均衡や不正」「環境破壊」を止める
・「寛容」「公平」「公正」な世界を創造する必要がある
・「政府」は、「市場の失敗」を正す必要がある
・「持続可能で包摂的な成長」を果たせる市場を積極的に形成すべき
参照 : 「グレート・リセット」 クラウス・シュワブ 世界経済フォーラム創設者
「Society5.0」 経団連
■参照した主な内容
・Society5.0 -ともに創造する未来ー
・人間中心の社会
・人類の進化における、4回の産業革命 「軽工業」「重化学工業」「情報化」「デジタル革新」
参照 : 「Society5.0」 経団連 -ともに創造する未来ー
「デザイン思考が世界を変える」 ティム・ブラウン IDEO CEO
■参照した主な内容
・「デザイン思考」は、「人間中心」「人間の本質」の問題解決アプローチ
・「デザイン思考」は、「技術中心」「利益中心」ではない
・「工業化時代」の、「大量生産」「無分別な消費」では、「持続不可能」
・思いやりのある資本主義
・顧客を深く知れれば、「長期的」「持続的」な「収益源」になる
参照 : 「デザイン思考が世界を変える」 ティム・ブラウン IDEO CEO
「学習する組織」 ピーター・M・センゲ MIT経営大学院上級講師
■参照した主な内容
・『問題を生み出したのと同じ意識では、その問題を解決することはできない』
参照 : 「学習する組織」 ピーター・M・センゲ MIT経営大学院上級講師
「恐れのない組織『心理的安全性』が学習・イノベーション・成長をもたらす」 エイミー・C・エドモンドソン ハーバードビジネススクール教授
■参照した主な内容
・管理テクニック 「不安と脅し」 時代遅れ
・VUCA世界では、全く役に立たない
・深く染み付き凝り固まった規範や考え方を改める必要がある
・VUCA時代のリーダは、絶え間ない学習が必要
・VUCA時代のリーダは、みずからの考え方を意識的にリフレーミングしなければならない
・VUCA時代のリーダは、「学習」「イノベーション」「成長」できる環境を創ること
・「心理的安全性」は、「才能」を引き出し「価値創造」に必要である
・「これまで」の仕事のやり方は「模倣」でしかなく、「革新的」ではない
参照 : 「恐れのない組織『心理的安全性』が学習・イノベーション・成長をもたらす」 エイミー・C・エドモンドソン ハーバードビジネススクール教授