【5分で読める】エンジニアのための 管理会計入門 第1回 管理会計の必要性
【5分で読める】エンジニアのための 管理会計入門は、全7回で構成されています。
エンジニアなどの技術系の専門職から、プロジェクトマネージャーやCTO・CIO・CDOなどのビジネスサイドにステップアップするとき、多くの畑違いの新たな学びが必要となります。
特に、財務会計のスキルは、共通言語として必須になります。
社外向けの「財務会計」と異なり、社内の意志決定に活用される「管理会計」の全体像を、図表を用いてわかりやすく概説します。
社内研修やOJT等で、十分な学習機会を得ることができなかった境遇にある場合には、是非お役立てください。
●「5分で読める」ような工夫に努めております
●「図表」を使い、わかりやすい説明をこころがけています
●文献や論文の「参照箇所」を明示し、品質の担保に努めています
●お時間のあるときに、「参照箇所」を読んで理解を深めることができます
第1回 管理会計の必要性 ✅今回
第2回 変動費と固定費
第3回 限界利益と意思決定
第4回 限界利益率と損益分岐点分析
第5回 安全余裕率
第6回 変動費と固定費の分解
第7回 まとめ 管理会計の全体像
世の中には多くの考え方があります。
わたしたちの考えが、独善的な思い上がりに陥らないよう、一定の社会的な同意を与えてくれ、帰納的に援護してくれた言葉や内容を明示します。
「出所」とともに「参照箇所一覧」に整理いたしました。
管理会計の必要性
第1回は、「管理会計の必要性」です。
最初に、「現在地:全体と部分」を、図表でわかりやすくご案内します。
下の図をご覧ください。
今回は、管理会計の必要性についてご案内します。
↓ クリックして拡大
それでは、「管理会計の必要性」の本題にはいります。
結論は、以下のように示すことができます。
●「管理会計」は、「社内」の「コスト管理」「業績管理」「意思決定」に役立てるための手法のことです
●「管理会計」では、「変動損益計算書」を活用します
●「変動損益計算書」では、「費用」を「変動費」と「固定費」に分解し、経営判断・改善に役立てることができます
上記の「管理会計の必要性」の定義について、「参照」した箇所は、以下の参照箇所一覧をご覧ください。
「管理会計」は、「財務会計」と異なり、経営者や管理者の意思決定を支援するために、自由に設定することができます。
自由に設定できる分、どうしたら経営に役立つのか、「管理会計」の「目的」を良く考えて活用することが必要になります。
一般的に、「管理会計」を活用する主な「目的」は、「コスト管理」「業績管理」「意思決定」に集約されます。
「管理会計」では、「費用」を「変動費」と「固定費」に分類した、「変動損益計算書」を活用します。
「変動損益計算書」を活用することにより、様々な「分析」を可能にし、「コスト管理」「業績管理」「意思決定」に役立てることができます。
一例をあげると、「差額原価収益分析」「損益分岐点分析」「安全余裕率」「労働分配率」「労働生産性」「人件費管理」「部門別損益管理」「次期利益計画の策定」など、経営判断や改善に有用な多くの指標を提供してくれます。
次回に、「費用」を「変動費」と「固定費」に分ける考え方を、図表を交えてわかりやすく概説します。
今回は、これで終わりになります。
お読みくださりありがとうございました。
参照箇所一覧は、お時間のあるときにご参照ください。
●外部環境の大きな変化を整理したPEST分析は、ここから確認できます
●変わりゆく社会の価値観は、ここから確認できます
●ステークホルダー資本主義への転換に向けた「人・社会・経済の良循環モデル」は、ここから確認できます
●主要参考文献は、ここから確認できます
●わたしたちの活動の全体像は、ここから確認できます
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参照箇所 一覧
「管理会計の基本」 千賀秀信 日本実業出版社
■参照した主な内容
・変動損益計算書
・変動費と固定費
参照 : 「管理会計の基本」 千賀秀信 日本実業出版社
「スッキリわかる 日商簿記2級 工業簿記」 滝澤ななみ
■参照した主な内容
・変動費と固定費
・損益分岐点分析(CVP分析)
参照 : 「スッキリわかる 日商簿記2級 工業簿記」 滝澤ななみ