【5分で読める】エンジニアのための 管理会計入門 第7回 完 管理会計の全体像
【5分で読める】エンジニアのための 管理会計入門は、全7回で構成されています。
エンジニアなどの技術系の専門職から、プロジェクトマネージャーやCTO・CIO・CDOなどのビジネスサイドにステップアップするとき、多くの畑違いの新たな学びが必要となります。
特に、財務会計のスキルは、共通言語として必須になります。
社外向けの「財務会計」と異なり、社内の意志決定に活用される「管理会計」の全体像を、図表を用いてわかりやすく概説します。
社内研修やOJT等で、十分な学習機会を得ることができなかった境遇にある場合には、是非お役立てください。
●「5分で読める」ような工夫に努めております
●「図表」を使い、わかりやすい説明をこころがけています
●文献や論文の「参照箇所」を明示し、品質の担保に努めています
●お時間のあるときに、「参照箇所」を読んで理解を深めることができます
第7回 まとめ 管理会計の全体像 ✅今回
世の中には多くの考え方があります。
わたしたちの考えが、独善的な思い上がりに陥らないよう、一定の社会的な同意を与えてくれ、帰納的に援護してくれた言葉や内容を明示します。
「出所」とともに「参照箇所一覧」に整理いたしました。
まとめ 管理会計の全体像
第7回は、最終回「まとめ 管理会計の全体像」です。
最初に、「現在地:全体と部分」を、図表でわかりやすくご案内します。
下の図をご覧ください。
今回は、まとめ 管理会計の全体像についてご案内します。
↓ クリックして拡大
それでは、「まとめ 管理会計の全体像」の本題にはいります。
結論は、以下のように示すことができます。
●「変動費」を特定できれば、「限界利益率」「損益分岐点売上高」「安全余裕率」の各種指標を求めることができます
●「変動費率」は、「最小二乗法」で客観的に求めることができます
上記の「まとめ 管理会計の全体像」の定義について、「参照」した箇所は、以下の参照箇所一覧をご覧ください。
第1回~第6回の流れを整理すると、
- 「費用」を、「変動費」と「固定費」に分けて考えてきました
- 「売上高」から「変動費」を差し引けば、「限界利益」が求まりました
- 「売上高」に占める「変動費」の割合は、「変動費」÷「売上高」x100=「変動費率」として求まりました
- 「変動費率」がわかれば、1-「変動費率」=「限界利益率」が求まりました
- 「限界利益率」がわかれば、「損益分岐点売上高」が求まりました
- 「損益分岐点売上高」がわかれば、「損益分岐点比率」が求まりました
- 「損益分岐点比率」がわかれば、「安全余裕率」が求まりました
- 「安全余裕率」は、1-「損益分岐点比率」で求まりました
- 「変動費率」は、「最小二乗法」で客観的に求めることができました
つまり、「変動費」を特定できれば、「限界利益率」「損益分岐点売上高」「安全余裕率」の各種指標を求めることができます。
今回は、最終回です。
最後に、第1回から第7回の、各回の結論をまとめます。
お時間のあるときに、ご覧ください。
最後まで、お読みくださりありがとうございました。
●「管理会計」は、「社内」の「コスト管理」「業績管理」「意思決定」に役立てるための手法のことです
●「管理会計」では、「変動損益計算書」を活用します
●「変動損益計算書」では、「費用」を「変動費」と「固定費」に分解し、経営判断・改善に役立てることができます
●「費用」を、「変動費」と「固定費」に分類します
●「変動費」は、売上(生産高)と連動して「増減する」費用のことです
●「固定費」は、売上(生産高)と連動して「増減しない」一定にかかる費用のことです
●「売上高」から「変動費」を差し引いた値を、「限界利益」と呼びます
●「原価割れ」でも、「限界利益」がプラスであれば、「固定費」の回収に貢献します
●「変動費」がわかれば、「限界利益」がわかります
●「変動費率」がわかれば、「限界利益率」がわかります
●「限界利益率」がわかれば、「損益分岐点売上高」がわかります
●「損益分岐点売上高」は、「固定費」÷「限界利益率」で求まります
●つまり、「変動費」を特定できれば、「損益分岐点売上高」がわかるということになります
●「安全余裕率」は、経営の安全性を確認するための、黒字の余裕を示す指標です
●「損益分岐点比率」がわかれば、「安全余裕率」が求まります
●「損益分岐点比率」は、「損益分岐点売上高」÷「実際売上高」x100で求まります
●「安全余裕率」は、1-「損益分岐点比率」で求まります
●「変動費と固定費を分解」する方法は、「最小二乗法」が正確で実用的です
●「簡便さ」を求める場合は、「勘定科目法」が有効です
●「変動費」を特定できれば、「限界利益率」「損益分岐点売上高」「安全余裕率」の各種指標を求めることができます
●「変動費率」は、「最小二乗法」で客観的に求めることができます
参照箇所一覧は、お時間のあるときにご参照ください。
●外部環境の大きな変化を整理したPEST分析は、ここから確認できます
●変わりゆく社会の価値観は、ここから確認できます
●ステークホルダー資本主義への転換に向けた「人・社会・経済の良循環モデル」は、ここから確認できます
●主要参考文献は、ここから確認できます
●わたしたちの活動の全体像は、ここから確認できます
無料で、開業手続きができました。電子申請でしたので、自宅からあっという間でした。
その後、freee会計と、事業用のfreee Masterカードで、経理業務の負荷が大幅に軽減されました。
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確定申告も、あっという間に終わりました。
freeeは、本業に専念するための力強い味方です。
参照箇所 一覧
「定量分析の教科書」 鈴木健一 グロービス
■参照した主な内容
・単回帰分析
参照 : 「定量分析の教科書」 鈴木健一 グロービス
「管理会計の基本」 千賀秀信 日本実業出版社
■参照した主な内容
・勘定科目法
・最小二乗法
参照 : 「管理会計の基本」 千賀秀信 日本実業出版社
「統計学の基礎から学ぶ Excelデーター分析の全知識」 三好大悟/堅田洋資
■参照した主な内容
・単回帰分析
参照 : 「統計学の基礎から学ぶ Excelデーター分析の全知識」 三好大悟/堅田洋資
「スッキリわかる 日商簿記2級 工業簿記」 滝澤ななみ
■参照した主な内容
・変動費と固定費
・損益分岐点分析(CVP分析)
参照 : 「スッキリわかる 日商簿記2級 工業簿記」 滝澤ななみ
「ミクロ経済学 (1) 世界のエリートが学んだミクロ経済学決定版」 ピンダイク&ルビンフェルド
■参照した主な内容
・限界効用
・無差別曲線
・代替材と補完材
・消費者理論
参照 : 「ミクロ経済学 (1) 世界のエリートが学んだミクロ経済学決定版」 ピンダイク&ルビンフェルド