【5分で読める】役立つ ビジネススキル 第3回 分析と統合 具体化と抽象化

【5分で読める】役立つビジネススキルは、全9回で構成されています。

複数の文献で取り上げられている、役立つビジネススキルを、出典を明記してご紹介しています。

社内研修やOJT等で、十分な学習機会を得ることができなかった境遇にある場合には、是非お役立てください。

この記事の特徴

 ●「5分で読める」ような工夫に努めております

 ●「図表」を使い、わかりやすい説明をこころがけています

 ●文献や論文の「参照箇所」を明示し、品質の担保に努めています

 ●お時間のあるときに、「参照箇所」を読んで理解を深めることができます

【5分で読める】役立つビジネススキル|バックナンバー

 第1回 問題と課題の違い

 第2回 MECEとロジックツリー|「横の網羅性」と「縦の論理性」

 第3回 分析と統合|具体化と抽象化 ✅今回

 第4回 PREP法|結論ファースト

 第5回 重点思考|80対20の法則

 第6回 要件確認|仕事の期待値管理

 第7回 ホワイトボードの使い方

 第8回 ブレインストーミングの注意点

 第9回 ハイコンセプト・ハイタッチ


世の中には多くの考え方があります。

わたしたちの考えが、独善的な思い上がりに陥らないよう、一定の社会的な同意を与えてくれ、帰納的に援護してくれた言葉や内容を明示します。

「出所」とともに「参照箇所一覧」に整理いたしました。


分析と統合

第3回は、「分析と統合」です。

最初に、「現在地:全体と部分」を、図表でわかりやすくご案内します。

下の図をご覧ください。

今回は、分析と統合についてご案内します。

↓クリックして拡大

分析と統合の概念を可視化した図表
図表303_分析と統合

それでは、「分析と統合」の本題にはいります。

結論は、以下のように示すことができます。

 ●「分析」は、複雑な事柄を一つ一つの要素に分け、その構成を明らかにすることです

 ●情報を集めて「分析」した結果を、羅列するだけでは分析したことにはなりません

 ●「統合」は、「分析」した結果から、何が言えるのか?という価値ある示唆を得るためのプロセスのことです

上記の「分析と統合」の定義について、「参照」した箇所は、以下の参照箇所一覧をご覧ください。

私も、いつも気を付けているのですが、「分析」が終わり疲れ切っていると、つい終わらせてしまおうという、悪魔のささやきが聞こえてきます。

「分析」の終了は、ゴールまでの折り返し地点に過ぎません。

「分析」に費やしたパワーと、同量のパワーをかけて「何が言えるのか」を考える「統合」プロセスに取りかかる必要があります。

「統合」プロセスでは、「分析」した各要素から、「だから何が言えるのか?So what?」を繰り返し、統合メッセージを練り上げていきます。

簡単な例をあげますと、分析した結果が、「Aは猫」「Bは犬」「Cは鯨」だったとすると、統合メッセージは「哺乳類に属する脊椎動物」となるでしょうか。

「分析」と「統合」は、「具体化」と「抽象化」にニアリーイコールです。

少しでもイメージが伝われば幸いです。

今回は、これで終わりになります。

お読みくださりありがとうございました。


参照箇所一覧は、お時間のあるときにご参照ください。

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参照箇所 一覧

「デザイン思考が世界を変える」 ティム・ブラウン IDEO CEO

■参照した主な内容
「分析」と「綜合」
・「デザイン思考」は、「人間中心」「人間の本質」の問題解決アプローチ
・人間への「観察」「共感」「洞察」を通じて生活に役立つ製品やサービスを生み出すこと
・デザイン思考は、プロトタイプを試行錯誤しながら実験するマインドセットが必要
・「利益のためではなく人々のため」のデザイン
・生産性・効率性を重視する企業文化では、デザイン思考は失敗する可能性が高い
・「T型人間」の、分野を越境して共同作業する資質が必要
・思いやりのある資本主義
・顧客を深く知れれば、「長期的」「持続的」な「収益源」になる
参照 : 「デザイン思考が世界を変える」 ティム・ブラウン IDEO CEO 

「ハイコンセプト」 ダニエル・ピンク

■参照した主な内容
「分析」と「統合」
・「専門性」ではなく「全体性」や「総合力」
・「ハイコンセプト」「ハイタッチ」の時代へ
・これから必要な6つの感性「デザイン」「物語」「全体の調和」「共感」「遊び心」「生きがい」
参照 : 「ハイコンセプト」 ダニエル・ピンク 

「コンサル一年目が学ぶこと」 大石哲之

■参照した主な内容
分析と統合
・フレームワーク
・「帰納法」「演繹法」
・ロジックツリー
・雲雨傘 「事実」「解釈」「アクション」
・仮説思考
・重点思考 80対20の法則
・90対90の法則
参照 : 「コンサル一年目が学ぶこと」 大石哲之 

「考える技術・書く技術」 山﨑康司

■参照した主な内容
・「グループ化」と「要約」
・「So what?」「Why so?」
・「帰納法」と「演繹法」
・ピラミッドの「横」と「縦」
参照 : 「考える技術・書く技術」 山﨑康司 

「ジョブ理論」 クレイトン・M・クリステンセン ハーバードビジネススクール教授

■参照した主な内容
・定量的データーであっても、データは人間がつくるもの
・誰かが、推論するために、何のデーターを集め、どのように提示するかを決めたもの
・データーには、それを作り出した人の意図が入り込む
参照 : 「ジョブ理論」 クレイトン・M・クリステンセン ハーバードビジネススクール教授 

「イノベーション・オブ・ライフ」 クレイトン・M・クリステンセン ハーバードビジネススクール教授

■参照した主な内容
・「未来」は、「過去」のデーターでは予測できない
・車の「バックミラー」を見ながら運転するようなもの
・既存企業は、「限界費用」の理論に固執すべきではない
・新規参入企業は「総費用」で参入してくる
・既存企業は、やがて「競争力」を失う羽目に陥る
参照 : 「イノベーション・オブ・ライフ」 クレイトン・M・クリステンセン ハーバードビジネススクール教授 

「多様性の科学」 マシュー・サイド

■参照した主な内容
・「同じ背景」「同じ教育」「同じ訓練」
・「盲点」も共通している可能性が高い
・カギは、「異なる視点」をもつ人々を集めること
・「多様」な背景や経験を持つ集団は、「人間」を深く理解する能力に長けている
参照 : 「多様性の科学」 マシュー・サイド  

「マッキンゼー流 入社1年目の問題解決の教科書」 大島祥誉

■参照した主な内容
・真の問題を特定し、問題を正しく解くこと
・「事実」と「要因」の分離
・MECE
・「So what?」「Why so?」
・フレームワーク
・仮説設定
・空雨傘 「事実」「解釈」「解決策」
・「課題」「結論」「根拠」「行動」
参照 : 「マッキンゼー流 入社1年目の問題解決の教科書」 大島祥誉 

「ロジカルシンキング」 照屋華子・岡田恵子

■参照した主な内容
・MECE
・「So what?」「Why so?」
・フレームワーク
・「事実」と「仮説」の区別
・「帰納法」と「演繹法」
参照 : 「ロジカルシンキング」 照屋華子・岡田恵子 

「MBA 基本ビジネス思考45」 グロービス

■参照した主な内容
・「演繹法」「帰納法」「弁証法」
・クリティカルシンキング
・全体思考 他
参照 : 「MBA 基本ビジネス思考45」 グロービス 

「MBA マネジメント・ブック」 グロービス経営大学院

■参照した主な内容
・経営戦略の「階層構造」
フレームワーク全般
参照 : 「MBA マネジメント・ブック」 グロービス経営大学院 

「基本フレームワーク50」  グロービス ダイヤモンド社

■参照した主な内容
・各種フレームワーク
参照 : 「基本フレームワーク50」 グロービス ダイヤモンド社