【5分で読める】エンジニアのための 管理会計入門 第6回 変動費と固定費の分解
【5分で読める】エンジニアのための 管理会計入門は、全7回で構成されています。
エンジニアなどの技術系の専門職から、プロジェクトマネージャーやCTO・CIO・CDOなどのビジネスサイドにステップアップするとき、多くの畑違いの新たな学びが必要となります。
特に、財務会計のスキルは、共通言語として必須になります。
社外向けの「財務会計」と異なり、社内の意志決定に活用される「管理会計」の全体像を、図表を用いてわかりやすく概説します。
社内研修やOJT等で、十分な学習機会を得ることができなかった境遇にある場合には、是非お役立てください。
●「5分で読める」ような工夫に努めております
●「図表」を使い、わかりやすい説明をこころがけています
●文献や論文の「参照箇所」を明示し、品質の担保に努めています
●お時間のあるときに、「参照箇所」を読んで理解を深めることができます
第6回 変動費と固定費の分解 ✅今回
第7回 まとめ 管理会計の全体像
世の中には多くの考え方があります。
わたしたちの考えが、独善的な思い上がりに陥らないよう、一定の社会的な同意を与えてくれ、帰納的に援護してくれた言葉や内容を明示します。
「出所」とともに「参照箇所一覧」に整理いたしました。
変動費と固定費の分解
第6回は、「変動費と固定費の分解」です。
最初に、「現在地:全体と部分」を、図表でわかりやすくご案内します。
下の図をご覧ください。
今回は、変動費と固定費の分解についてご案内します。
↓ クリックして拡大
それでは、「変動費と固定費の分解」の本題にはいります。
結論は、以下のように示すことができます。
●「変動費と固定費を分解」する方法は、「最小二乗法」が正確で実用的です
●「簡便さ」を求める場合は、「勘定科目法」が有効です
上記の「変動費と固定費の分解」の定義について、「参照」した箇所は、以下の参照箇所一覧をご覧ください。
「変動費」と「固定費」を分解する方法は、一般的に「勘定科目法」「高低点法」「最小二乗法」などがあります。
「最小二乗法」は、統計学で用いられる「単回帰分析」とも呼ばれ、客観的で実用性の高い手法になります。
簡便な方法であれば、「勘定科目法」でも十分に活用できます。
「最小二乗法」は、エクセルを利用することになりますが、「エクセル 近似値線」などで検索すると、多くのサポートページがありますので、ご興味があればご参照ください。
主なポイントを以下に示しますので、参考にしてみてください。
- グラフの「散布図」を選択する
- グラフのデザイン「グラフの要素を追加」を選択
- 「近似値線」の「線形」を選択
- 「近似値線の書式設定」を選択
- 「グラフに数式を表示する」にチェック
上記の「図表506」のグラフ内に数式があります。
数式は、一次関数で「y=ax+b」と表記されます。
「a」が「変動費率(傾き)」で、「b」が「固定費(y軸切片)」になります。
複数期の損益計算書があれば、簡単に「変動費率」と「固定費」を求めることができます。
次回は、最終回になりますので、管理会計の全体像を整理して締めくくります。
今回は、これで終わりになります。
お読みくださりありがとうございました。
参照箇所一覧は、お時間のあるときにご参照ください。
●外部環境の大きな変化を整理したPEST分析は、ここから確認できます
●変わりゆく社会の価値観は、ここから確認できます
●ステークホルダー資本主義への転換に向けた「人・社会・経済の良循環モデル」は、ここから確認できます
●主要参考文献は、ここから確認できます
●わたしたちの活動の全体像は、ここから確認できます
無料で、開業手続きができました。電子申請でしたので、自宅からあっという間でした。
その後、freee会計と、事業用のfreee Masterカードで、経理業務の負荷が大幅に軽減されました。
カードの利用履歴は、freee会計に、自動登録されます。あとは、確認して承認するだけ。
確定申告も、あっという間に終わりました。
freeeは、本業に専念するための力強い味方です。
参照箇所 一覧
「定量分析の教科書」 鈴木健一 グロービス
■参照した主な内容
・単回帰分析
参照 : 「定量分析の教科書」 鈴木健一 グロービス
「統計学の基礎から学ぶ Excelデーター分析の全知識」 三好大悟/堅田洋資
■参照した主な内容
・単回帰分析
参照 : 「統計学の基礎から学ぶ Excelデーター分析の全知識」 三好大悟/堅田洋資
「管理会計の基本」 千賀秀信 日本実業出版社
■参照した主な内容
・勘定科目法
・最小二乗法
参照 : 「管理会計の基本」 千賀秀信 日本実業出版社