【5分で読める】役立つ フレームワーク　第７回　７Ｓ　経営資源を切り分ける

【5分で読める】役立つフレームワークは、全９回で構成されています。

汎用性が高く、使い勝手の良いフレームワークを取り上げています。

業務への応用はもちろんのこと、ブレストの時に、多面的で有用な切り口を提供してくれる、先人の知恵が詰まっています。

フレームワークの全容を、図表を使いながらわかりやすくご案内できるよう努めます。

全９回を読み進めるうちに、点が線に、線が面になるように工夫してまいります。

社内研修やＯＪＴ等で、十分な学習機会を得ることができなかった境遇にある場合には、是非お役立てください。

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世の中には多くの考え方があります。

わたしたちの考えが、独善的な思い上がりに陥らないよう、一定の社会的な同意を与えてくれ、帰納的に援護してくれた言葉や内容を明示します。

「出所」とともに「参照箇所一覧」に整理いたしました。

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７Sで有形・無形の経営資源を切り分ける

第７回は、「７Ｓ｜有形・無形の経営資源を切り分ける」です。

最初に、「現在地：全体と部分」を、図表でわかりやすくご案内します。

下の図をご覧ください。

今回は、有形・無形の経営資源を切り分ける「７S」をご案内します。

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それでは、「７Ｓ｜有形・無形の経営資源を切り分ける」の本題にはいります。

結論は、以下のように示すことができます。

上記の「７Ｓ｜有形・無形の経営資源を切り分ける」の定義について、「参照」した箇所は、以下の参照箇所一覧をご覧ください。

「外部環境」の変化に合わせ、「戦略」を適応させていく必要があります。

「戦略」を変化させれば、組織全体に影響を及ぼします。

例えば、「挑戦」を「戦略」に掲げても、「減点主義」の評価制度のままでは、戦略は実現できません。

「戦略」は、経営の根底にある「価値観」に大きく影響されます。

「価値観」は、一般的に「MVV：ミッション、ビジョン、バリュー」と呼ばれています。

「価値観」は、「戦略」「組織構造」「組織運営」の「ハードの３S」に影響を与えます。

「価値観」は、「価値観」を含む「組織能力」「組織文化」「人材」の「ソフトの４S」に影響を与えます。

「価値観」は、組織のすべての主要な構成要素に影響を与えます。

「ソフトの４S」を変えるには、時間とエネルギーが必要になります。

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直近２年の間に、「過去の価値観」に決別し、「新たな社会経済体制」を構築しようとする動きが急を告げています。

「新たな社会経済体制」を構築しようとする「外部環境」の大きな変化が見られます。

「外部環境」の変化に応じて、「戦略」を適応させる必要があります。

「戦略」は、「新たな価値観」に基づく必要があります。

「新たな価値観」に基づく「戦略」に応じ、「ハードの３S」「ソフトの４S」を「変革」していく必要がありそうです。

下の図を、ご覧ください。

「外部環境」の変化に応じて、組織の「変革」の必要性を、わかりやすく図解したイメージ図になります。

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「変わりゆく社会の価値観（赤枠内）」

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「組織変革の必要性」

ご興味があれば、エビデンスを示しながら解説した、「【5分で読める】ステークホルダー資本主義　全９回」シリーズをご参照ください。

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今回は、これで終わりになります。

お読みくださりありがとうございました。

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次回は、「第８回　バランススコアカード｜業績管理指標を４つの視点で切り分ける」になります。

参照箇所一覧は、お時間のあるときにご参照ください。

参照箇所　一覧

「経営者の教科書」　ハーバードビジネスレビュー

■参照した主な内容
・「外部環境」は、「戦略」の「前提」である
・「外部環境」の「変化」に応じて、「戦略」を見直し「適合」させる
・生え抜きの人材が、執行役員になる
・既存の組織に熟達した人材では、「新しい戦略課題」への対応に時間がかかる
参照　：　「経営者の教科書」　ハーバードビジネスレビュー　

「これからの人事」　ハーバードビジネスレビュー

■参照した主な内容
・「ステークホルダー資本主義」の発想は、全世界の経営幹部に受け入れられている
・この劇的な「変化」を見逃すと、存在を危うくする「リスク」に直面する
・「失われた３０年」の原因は、「メンバーシップ型雇用」にある
・日本企業は、「組織体制」「人事制度」の「変革」に踏み出せていない
・世界のリーダーは、「多様性」「公平性」「包摂」（ＤＥＩ）を高めている
・「資本主義」は、２５０年の歴史の中で、たびたび「脱線」してきた
・元の軌道に戻せるかどうかは、「公共政策」と「一般市民の努力」如何である
参照　：　「これからの人事」　ハーバードビジネスレビュー　

「ティール組織」　フレデリック・ラルー

■参照した主な内容
・アインシュタインの言葉を引用している
・「どんな問題も、それをつくり出したときの意識レベルのままでは解決できない」
・現代の「危機的状況」を作り出した、現代の「思考様式」の組織、には解決できない
・組織の発達段階は、リーダーの発達段階と比例する
参照　：　「ティール組織」　フレデリック・ラルー　

「恐れのない組織『心理的安全性』が学習・イノベーション・成長をもたらす」　エイミー・C・エドモンドソン　ハーバードビジネススクール教授

■参照した主な内容
・「心理的に安全」な職場を作るには、「変革」が必要
・深く染み付き凝り固まった規範や考え方を改める必要がある
・管理テクニック　「不安と脅し」　時代遅れ
・ＶＵＣＡ世界では、全く役に立たない
・リーダーの役割は、「学習」「イノベーション」「成長」できる環境を創ること
・「心理的安全性」は、「才能」を引き出し「価値創造」に必要である
・「これまで」の仕事のやり方は「模倣」でしかなく、「革新的」ではない
参照　：　「恐れのない組織『心理的安全性』が学習・イノベーション・成長をもたらす」　エイミー・C・エドモンドソン　ハーバードビジネススクール教授　

「グレート・リセット」　クラウス・シュワブ　世界経済フォーラム創設者

■参照した主な内容
・「新自由主義」は、「競争」による「経済成長」を追い求めた
・「経済成長」のために、環境が「破壊」され、「社会福祉」が軽んじられた
・「社会的弱者」の精神的苦痛が増すリスクがある
・「絶望による死」に追い込まれる人が出る
・「政府」は、「市場の失敗」を正す必要がある
参照　：　「グレート・リセット」　クラウス・シュワブ　世界経済フォーラム創設者

「多様性の科学」　マシュー・サイド

■参照した主な内容
・「同じ背景」「同じ教育」「同じ訓練」
・「盲点」も共通している可能性が高い
・カギは、「異なる視点」をもつ人々を集めること
・「多様」な背景や経験を持つ集団は、「人間」を深く理解する能力に長けている
参照　：　「多様性の科学」　マシュー・サイド　　

「MBA　マネジメント・ブック」　グロービス経営大学院

■参照した主な内容
・経営戦略の「階層構造」
・フレームワーク全般
参照　：　「MBA　マネジメント・ブック」　グロービス経営大学院　

「マネジメント・テキスト　経営戦略入門」　網倉久永/新宅純二朗　日本経済新聞社

■参照した主な内容
・経営戦略　３階層
・各種フレームワーク　ケース事例
・競争戦略と競争地位別戦略
・製品ライフサイクル
参照　：　「マネジメント・テキスト　経営戦略入門」　網倉久永/新宅純二朗　日本経済新聞社　

「基本フレームワーク５０」　　グロービス　ダイヤモンド社

■参照した主な内容
・各種フレームワーク
参照　：　「基本フレームワーク５０」　グロービス　ダイヤモンド社