【5分で読める】役立つ フレームワーク 第9回 フレームワーク 使用の注意点
【5分で読める】役立つフレームワークは、全9回で構成されています。
汎用性が高く、使い勝手の良いフレームワークを取り上げています。
業務への応用はもちろんのこと、ブレストの時に、多面的で有用な切り口を提供してくれる、先人の知恵が詰まっています。
フレームワークの全容を、図表を使いながらわかりやすくご案内できるよう努めます。
全9回を読み進めるうちに、点が線に、線が面になるように工夫してまいります。
社内研修やOJT等で、十分な学習機会を得ることができなかった境遇にある場合には、是非お役立てください。
●「5分で読める」ような工夫に努めております
●「図表」を使い、わかりやすい説明をこころがけています
●文献や論文の「参照箇所」を明示し、品質の担保に努めています
●お時間のあるときに、「参照箇所」を読んで理解を深めることができます
●第6回 市場ライフサイクルとイノベーター理論|市場の成長段階と顧客層を切り分ける
●第8回 バランススコアカード|業績管理指標を4つの視点で切り分ける
●第9回 まとめ フレームワークを使用する際の注意点 ✅今回
世の中には多くの考え方があります。
わたしたちの考えが、独善的な思い上がりに陥らないよう、一定の社会的な同意を与えてくれ、帰納的に援護してくれた言葉や内容を明示します。
「出所」とともに「参照箇所一覧」に整理いたしました。
まとめ フレームワークを使用する際の注意点
第9回は、最終回「フレームワークを使用する際の注意点」、です。
最初に、「現在地:全体と部分」を、図表でわかりやすくご案内します。
下の図をご覧ください。
最終回は、さまざまな切り口を提供してくれる「フレームワークを使用する際の注意点」をご案内します。
↓クリックして拡大
それでは、「フレームワークを使用する際の注意点」の本題にはいります。
結論は、以下のように示すことができます。
●フレームワークとは、全体を漏れなく重複なく、切り分けるためのツールです
●切り分けの対象となる「情報」は、自らの五感を通じて獲得した「1次情報」を利用します
●誰にでも入手できる、公開された「2次情報」だけを切り分けても、有効な「戦略」にはなりません
上記の「フレームワークを使用する際の注意点」の定義について、「参照」した箇所は、以下の参照箇所一覧をご覧ください。
フレームワークは、分析する対象全体を、漏れなく重複なく(MECE)に切り分けるためのツールです。
分析の対象となる「情報」には、組織や個人が五感を通じて獲得してきた「1次情報」と、外部から入手できる「2次情報」があります。
フレームワークを活用して、「1次情報」と「2次情報」をバランスよく組み合わせて「戦略を」導いていくことになります。
当たり前のことですが、誰にでも入手できる「2次情報」だけを集めて、フレームワークにプロットしても、有効な「戦略」にはなりません。
「情報」は、あくまでも仮説やストーリーに基づいて収集される「過去」のものなので、「前提」となる仮説やストーリーがあることに留意する必要があります。
ご興味があれば、参照箇所の中の、クレイトン・M・クリステンセン ハーバードビジネススクール教授の書籍の中に、わかりやすい表現がありますので、お時間のあるときにご覧ください。
今回は、最終回です。
最後に、第1回から第9回の、各回の結論をまとめます。
お時間のあるときに、ご覧ください。
最後まで、お読みいただきありがとうございました。
●フレームワークとは、漏れなく重複なく、対象を切り分けるためのツールです
●対象を切り分けるための「切り口」を、あらかじめ提供してくれます
●「切り口」を提供してくれるので、ゼロから考えるよりも、大幅に時間を短縮できます
●分析する範囲によって、適切なフレームワークを選択します
●外部環境は、自社ではコントロールできない、所与の前提条件になります
●外部環境を、「政治(P)」「経済(E)」「社会(S)」「技術(T)」で切り分けます
●分析の範囲を、「世界」「国内」「業界」など、柔軟に変更して応用できます
●3Cは、「顧客Customer」「競合Competitor」「自社Company」の頭文字です
●「市場」は、「売り手」と「買い手」で構成されます
●「売り手」は、「自社」とそれ以外の「競合」に切り分けることができます
●「買い手」は「顧客」です
●業界によって、「3C+1C(Channel:流通網)」や、「3C+1C(Cooperator:協力者)」などの応用形もあります
●3C分析は、漏れなく重複がなく(MECE)、汎用性の高いフレームワークです
●「SWOT」の組合せで4つの戦略パターンを模索することができます
●「ブレインストーミング」で、多くの選択肢を創出することができます
●「内部環境」は、「強み(S)」と「弱み(W)」に切り分けます
●「外部環境」は、「機会(O)」と「脅威(T)」に切り分けます
●「創造性」には、「多様性」と「心理的安全性」が必須になります
●「STP・4P・4C」は、限りある経営資源を効果的・効率的に活用するための手段の一つです
●段階的に焦点を定め、具体的な方法を決めていきます「S⇒T⇒P⇒4P and 4C」
●「S」は、「市場細分化」のことです
●「T」は、「標的顧客の選定」のことです
●「P」は、「独自の位置取り」のことです
●「4P」は、事業者視点の「製品・サービス」「価格」「流通」「広告宣伝」のことです
●「4C」は、顧客視点の「顧客価値」「コスト」「利便性」「コミュニケーション」のことです
●「4P・4C」は、「マーケティング・ミックス」と呼ばれています
●「市場」の「成長段階」に応じて、「顧客層」が変化します
●「顧客層」の変化によって、「戦略」も変化します
●「市場」は、製品・サービスの「導入期」「成長期」「成熟期」「衰退期」を経ます
●「成熟期」にはロングセラーを志向し、「衰退期」には「再活性化」を図ります
●「顧客」は、市場の成長段階に応じて「革新層」「早期採用層」「前期多数層」「後期多数層」「遅滞層」に分類できます
●「前期多数層」の獲得がカギになります
●「組織」の主要な構成要素を、漏れなく重複なく(MECE)切り分けることができます
●「戦略」を含む「ハードの3S」と、「価値観」を含む「ソフトの4S」に切り分けることができます
●「価値観」は、「組織」のすべての主要な構成要素に影響を及ぼします
●「ハードの3S」と「ソフトの4S」の間の「時間差」を考慮する必要があります
●「外部環境」の変化によって、「戦略」も変化します
●「戦略」の変化によって、組織の主要な構成要素も変化します
●経営の目標達成に強く関連する「4つの視点」でバランスよく経営を評価します
●経営の最終目標である、「KGI:重要目標達成指標」を定めます
●4つの視点は、「財務」「顧客」「業務プロセス」「学習と成長」です
●4つの視点で、それぞれの「KSF:重要成功要因」を定めます
●それぞれの「KSF:重要成功要因」を導く行動指標「KPI:重要業績指標」を設定します
●「KPI:重要業績指標」を定点観測し活動を改善していきます
●「KPI:重要業績指標」を達成することにより、「KGI:重要目標達成指標」を実現します
●フレームワークとは、全体を漏れなく重複なく、切り分けるためのツールです
●切り分けの対象となる「情報」は、自らの五感を通じて獲得した「1次情報」を利用します
●誰でも入手できる、公開された「2次情報」だけを切り分けても、有効な「戦略」にはなりません
参照箇所一覧は、お時間のあるときにご参照ください。
●外部環境の大きな変化を整理したPEST分析は、ここから確認できます
●変わりゆく社会の価値観は、ここから確認できます
●ステークホルダー資本主義への転換に向けた「人・社会・経済の良循環モデル」は、ここから確認できます
●主要参考文献は、ここから確認できます
●わたしたちの活動の全体像は、ここから確認できます
無料で、開業手続きができました。電子申請でしたので、自宅からあっという間でした。
その後、freee会計と、事業用のfreee Masterカードで、経理業務の負荷が大幅に軽減されました。
カードの利用履歴は、freee会計に、自動登録されます。あとは、確認して承認するだけ。
確定申告も、あっという間に終わりました。
freeeは、本業に専念するための力強い味方です。
参照箇所 一覧
「ジョブ理論」 クレイトン・M・クリステンセン ハーバードビジネススクール教授
■参照した主な内容
・定量的データーであっても、データは人間がつくるもの
・誰かが、推論するために、何のデーターを集め、どのように提示するかを決めたもの
・データーには、それを作り出した人の意図が入り込む
参照 : 「ジョブ理論」 クレイトン・M・クリステンセン ハーバードビジネススクール教授
「イノベーション・オブ・ライフ」 クレイトン・M・クリステンセン ハーバードビジネススクール教授
■参照した主な内容
・「未来」は、「過去」のデーターでは予測できない
・車の「バックミラー」を見ながら運転するようなもの
・既存企業は、「限界費用」の理論に固執すべきではない
・新規参入企業は「総費用」で参入してくる
・既存企業は、やがて「競争力」を失う羽目に陥る
参照 : 「イノベーション・オブ・ライフ」 クレイトン・M・クリステンセン ハーバードビジネススクール教授
「経営者の教科書」 ハーバードビジネスレビュー
■参照した主な内容
・「外部環境」は、「戦略」の「前提」である
・「外部環境」の「変化」に応じて、「戦略」を見直し「適合」させる
・生え抜きの人材が、執行役員になる
・既存の組織に熟達した人材では、「新しい戦略課題」への対応に時間がかかる
参照 : 「経営者の教科書」 ハーバードビジネスレビュー
「MBA マネジメント・ブック」 グロービス経営大学院
■参照した主な内容
・経営戦略の「階層構造」
・フレームワーク全般
参照 : 「MBA マネジメント・ブック」 グロービス経営大学院
「マネジメント・テキスト 経営戦略入門」 網倉久永/新宅純二朗 日本経済新聞社
■参照した主な内容
・経営戦略 3階層
・各種フレームワーク ケース事例
・競争戦略と競争地位別戦略
・製品ライフサイクル
参照 : 「マネジメント・テキスト 経営戦略入門」 網倉久永/新宅純二朗 日本経済新聞社
「基本フレームワーク50」 グロービス ダイヤモンド社
■参照した主な内容
・各種フレームワーク
参照 : 「基本フレームワーク50」 グロービス ダイヤモンド社